第二種電気工事士 技能試験No.5 複線図

目次

第二種電気工事士 技能試験No.5 複線図の書き方

複線図の書き方

  1. 各機器を配置&PL(パイロットランプ)を探す
    • PL:同時点滅なら照明あつかい(白線)
    • PL:常時点灯ならコンセントあつかい(黒線)
  2. 電源Nから白線を引く
    • 照明
    • コンセント
    • 他負荷
  3. 電源Lから黒線を引く
    • スイッチ
    • コンセント
    • 他負荷
  4. スイッチから照明まで使っていない線色で引く(黒・白・赤)
    • 施行条件で線色の指定がある場合は、必ずそれに従う
      • 一種では良くあること注意!
      • 施行条件に従わないと一発アウト!!

公表問題No.5  技能試験問題[試験時間 40分]

図に示す低圧屋内配線工事を与えられた全ての材料(予備品を除く)を使用し

施行条件>に従って完成させなさい。

なお

  1. 配線用遮断器及び漏電遮断器(過負荷保護付)は、端子台で代用するものとする。
  2. ー・ー・ー で示した部分は施工を省略する。
  3. VVF用ジョイントボックス及びスイッチボックスは支給していないので、その取り付けは省略する。
  4. 電線接続箇所のテープ巻きや絶縁キャップによる絶縁処理は省略する。
  5. 作品は保護板(板紙)に取り付けないものとする。
https://www.shiken.or.jp/ginouanswerK/pdf
/20210719/No5mon.pdf

< 施行条件 >

  1. 配線及び器具の配置は、図1に従って行うこと。
    • なお、「ロ」のタンブラスイッチは、取付枠の中央に取り付けること。
  2. 配線用遮断器、漏電遮断器及び接地端子代用の端子台は、図2に従って使用すること。
  3. 電線の色別(絶縁被覆の色)は、次によること。
    • ➀電源からの接地側電線には、すべて白色を使用する。
    • ➁100V回路の電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線には、すべて黒色を使用する。
    • ③接地線には、緑色を使用する。
    • ④次の器具の端子には、白色の電線を結線する。
      • コンセントの接地側極端子(Wと表示)
      • ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子
      • 配線用遮断器(端子台)の記号Nの端子
  4. VVF用ジョイントボックス部分を経由する電線は、その部分ですべて接続箇所を設け、接続方法は次によること。
    • 4本の接続箇所は、差込形コネクタによる接続とする。
    • その他の接続箇所は、リングスリーブによる接続とする。

※余白部分に複線図を自分で書くのだが、出来れば<施行条件>下が望ましい。

施行条件に従って完成させなさい!

注意するポイントは3つ

  • 「ロ」のタンブラスイッチは、取付枠の中央
  • 図2配線用遮断器及び漏電遮断器用の端子台の説明図
    • 図のとおり施工すること(この図だと上からN・L・?1・?2・接地緑
    • 接地緑からケーブル3芯[VVF2.0-3C]の線色を施工材料から確認
      • 二種材料だと()のケーブルだと思うが()だとしても施行条件どおり工事すれば良い。この問題で重要なのは緑のケーブルから材料を見て他の2色を確定させること。
  • 4本の接続箇所は、差込形コネクタ、他はリングスリーブ

No.5 複線図

1. 各機器を配置&PL(パイロットランプ)を探す

https://www.shiken.or.jp/candidate/pdf/K_R03K.pdf

単線図からPL(パイロットランプ)がないことを確認

器具を配置する
器具配置

2.電源Nから白線を引く

  • 照明
  • コンセント
  • 他負荷
電源Nから白線

3.電源Lから黒線を引く

  • スイッチ
  • コンセント
  • 他負荷
電源Lから黒線

4.スイッチから照明まで使っていない線色で引く(黒・白・赤)

スイッチ(イ)から照明
スイッチ(イ)から照明
スイッチ(ロ)から照明
スイッチ(ロ)から照明

5.漏電遮断器からETが緑になるように端子台の色を決める

材料のケーブルから「緑」を探すとVVF2.0-3Cから のケーブルがあると思うので順に上から「黒・赤・緑」となる。

BEから黒で20A250Vコンセント
BEから黒線
BEからで20A250Vコンセント
BEから赤線
BEからで20A250Vコンセント
BEから緑線

No.5 複線図 – 完成

No.5 複線図ー完成

第二種技能試験の解答 候補No.5

編集後記

No.5は、単相3線の機器がコンセントになっているが、よくある家庭用分電盤からエアコンと室内配線の工事がコレに当たるね。

たまに昔の工事で、ケーブルを壁から出すとアースに赤使っていたり、200Vでも白黒赤で配線していたりという施工に当たることがある。

違反ではないにしろ、同じ人間が施工しないという前提なら(プログラムのコメント同様に)ある程度ケーブル代金が上がるにしても、例題のような施工を心がけたい。

電工の試験では「複線図」が一番のキモ

  • 4色フリクション(黒・青・赤・緑)
    • 1本ずつ揃える人でも本番当日には何が起こるか分からないので予備として前日に近くのコンビニで4色フリクションを購入しておけば良し。
  • 蛍光ペンはピンク1本は必要(特に一種では)
    • 施行条件で線色の指定がある場合、蛍光ペンでマークする!
    • 最後のアウトレットボックスの「リングスリーブをカシめる段階」で施行条件にピンクを塗ることで再度確認しやすくなる。

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それでは、今日も頑張ってNo.6へ~行くよぉ~😎

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