目次
第二種電気工事士 技能試験No.6 複線図の書き方
複線図の書き方
- 各機器を配置&PL(パイロットランプ)を探す
- PL:同時点滅なら照明あつかい(白線)
- PL:常時点灯ならコンセントあつかい(黒線)
- 電源Nから白線を引く
- 照明
- コンセント
- 他負荷
- 電源Lから黒線を引く
- スイッチ
- コンセント
- 他負荷
- スイッチから照明まで使っていない線色で引く(黒・白・赤)
- 施行条件で線色の指定がある場合は、必ずそれに従う
- 一種では良くあること注意!
- 施行条件に従わないと一発アウト!!
- 施行条件で線色の指定がある場合は、必ずそれに従う
公表問題No.6 技能試験問題[試験時間 40分]
図に示す低圧屋内配線工事を与えられた全ての材料(予備品を除く)を使用し
<施行条件>に従って完成させなさい。
なお
- ー・ー・ー で示した部分は施工を省略する。
- VVF用ジョイントボックス及びスイッチボックスは支給していないので、その取り付けは省略する。
- 電線接続箇所のテープ巻きや絶縁キャップによる絶縁処理は省略する。
- 作品は保護板(板紙)に取り付けないものとする。

/20210719/No6mon.pdf
< 施行条件 >
- 配線及び器具の配置は、図に従って行うこと。
- 3路スイッチの配線方法は、次によること。
- 3路スイッチの記号「0」の端子には電源側又は負荷側の電線を結線し、「1」と「3」の端子にはスイッチ相互間の電線を結線する。
- 電線の色別(絶縁被覆の色)は、次によること。
- ➀電源からの接地側電線には、すべて白色を使用する。
- ➁電源から3路スイッチ S 及び露出形コンセントまでの非接地側電線には、すべて黒色を使用する。
- ③次の器具の端子には、白色の電線を結線する。
- 露出形コンセントの接地側極端子(Wと表示)
- 引掛シーリングローゼットの接地側極端子(接地側と表示)
- VVF用ジョイントボックス部分を経由する電線は、その部分ですべて接続箇所を設け、接続方法は次によること。
- ➀A部分は、差込形コネクタによる接続とする。
- ➁B部分は、リングスリーブによる接続とする。
- 露出形コンセントへの結線は、ケーブルを挿入した部分に近い端子に行うこと。
※余白部分に複線図を自分で書くのだが、出来れば<施行条件>下が望ましい。
施行条件に従って完成させなさい!
注意するポイントは2つ
- 3路スイッチの基本結線なのでパターン的に覚えるだけ
- 露出形コンセントへの結線は、ケーブルを挿入した部分に近い端子に行う
No.6 複線図
1. 各機器を配置&PL(パイロットランプ)を探す

単線図からPL(パイロットランプ)がないことを確認
器具を配置する

2.電源Nから白線を引く
- 照明
- コンセント
- 他負荷

3.電源Lから黒線を引く
- スイッチ
- コンセント
- 他負荷

4.逆の3路スイッチ「0」から照明まで使っていない線色で引く(黒・白・赤)

5.3路スイッチの制御線「3」と「3」を繋げる

6.3路スイッチの制御線「1」と「1」を繋げる
※「3」と「1」、「1」と「3」でも良いが、今回の手順通り繋げると「1」と「1」は全て赤線になるので、施工時分かり易いというメリットがある。

No.6 複線図 – 完成

第二種技能試験の解答 候補No.6
編集後記
この問題は3路結線の基本なので、2か所のスイッチで同一照明のON/OFFする方法の配線と覚える。
3か所なら3路2個+4路1個となる。
電工の試験では「複線図」が一番のキモ
- 4色フリクション(黒・青・赤・緑)
- 1本ずつ揃える人でも本番当日には何が起こるか分からないので予備として前日に近くのコンビニで4色フリクションを購入しておけば良し。
- 蛍光ペンはピンク1本は必要(特に一種では)
- 施行条件で線色の指定がある場合、蛍光ペンでマークする!
- 最後のアウトレットボックスの「リングスリーブをカシめる段階」で施行条件にピンクを塗ることで再度確認しやすくなる。
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今日もこれでノルマ達成かな?
それでは、またね~😎